大型機械加工の大谷鉄工所 | 先輩の声 – 古宮 桂一
大谷鉄工所に入社したのはもうかなり前のことになりますが、高校時代の野球部の主将が大谷鉄工所で働いていたのがキッカケです。私は別の会社で働いていたのですが、野球部の主将が働いていたので、この働いている主将から直接話を聞いて、この会社だったら間違いないと思い、自分から紹介してくださいとお願いをして入社しました。当時は大谷鉄工所にも野球部があったので、働きながら野球ができるって思いがあったのも確かですね。
モノづくりに関しても、子供の頃から工作が得意というのもあり、ただ単純に好きだったことも大きかったですね。新幹線の部品を作っていると聞いて凄いなと思いましたし、モノづくりは極めることがない奥深さがあると思っていましたし。
現在53歳になりました。入社してあっという間の30年ですね。これだけの期間、大谷鉄工所で働けている理由は、単純に仕事が楽しいからです。モノづくりも楽しいですし、大谷鉄工所で働いているみんなが年齢に関係なく良い奴ばかりで、なんの不満もありませんよ。
モノづくりという点では、難しい加工が来て、必死になって取り組んでいる内に、あっという間に時間も過ぎていきます。苦労や失敗も多く経験してきましたが、時々の課題を解決していくことが仕事の醍醐味ではないでしょうか。それに頑張らないと、ビールも上手くありませんしね。
少し前までは、製造業は3Kといわれ不人気の職業でしたが、昨今の世の中では、こんな素晴らしい仕事はないなと思いますよ。製造業である大谷鉄工所は、終身雇用モデルですし、世の中の役に立っている新幹線が動くのを支えているんですから。本当に素晴らしいことですよ。
私が入社したころは、現在の工場にある工作機械と言われる加工機は汎用と言われる職人の腕に頼った加工機でした。汎用機は加工の品質が、それこそ職人の腕できまっていました。そんな折、工作機械にも技術革新が起こり、NC(数値による制御)化が進み、大谷鉄工所でも、これまでの職人の腕に頼った体制から、新しい体制へと変わる時代がありました。現在の副社長と一緒になってNC装置の立上げをしたのですが、楽しいことも苦しいことも多くありましたね。職人の技術は今も昔も必要不可欠ですが、それでも新しいコンピューターによるNC制御に代わっていく中で職人の方の技術と新しい力を組み合わせる難しさを痛感しました。そうして、苦労して作り上げた基礎の上に、現在の大谷鉄工所の技術があることは間違いありません。
今の若い人たちは私らの時と比べて、無茶苦茶優秀だと感じますね。礼儀は正しいですし、言われたことは、しっかりとこなしますし。それでも、モノづくりの技術研磨は1・2年では身に付くことはなく、多くの経験が必要になってきます。若い社員のみなさんは、経験の少なさから、技術力が足りない部分が多くありますので、加工技術やプログラミング能力をどんどん鍛えてほしいですね。そのためには私は協力を惜しむことはありませんので。
そして、私が若い人たちに一番教えないといけないのは、”チャレンジ精神”だと感じています。
今の若い子は優秀過ぎて、”も一つ、やったろうかいぃ”と言うような気持ちが少ないところがあります。失敗することを恐れない気持ちを、伝えることが私の役目だと思言っています。
あれこれ細かいことは考えずに、”モノづくりが好きな人”、”チャレンジ精神ある人、身につけたい人”、”人に感謝できる人”であれば、なにひとつ心配することはないんやないでしょうか?まずは、恐れずに大谷鉄工所の工場見学に来てくれたら、雰囲気もやっていることもよくわかると思いますよ。
大谷鉄工所で活躍する先輩社員の声を集めています。様々なキッカケで入社しながらも、今は同じ方向へ進む仲間の声を是非ご覧ください。
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