大型の鉄道車輪の加工に最適な、ターニング加工機 Neo-20EX

2017年3月28日

 メーカー オーエム製作所
 型式 Neo-20EX
 工作機械分類 ターニング加工機(CNC立旋盤)

 大谷鉄工所では、寸法サイズφ2,000mmに対応でき、さらに高い剛性を誇る

オーエム製作所の最新ターニング加工機 Neo-20EXを大阪工場に保有しています。

 

 φ1,000mmを超える鉄道車両の車輪用の金型を削り出す為に、

ターニング加工機(CNC立旋盤)の加工サイズがφ2,000となっています。

この鉄道用金型は、熱した鉄を型にはめ込み所定の形状に圧延する熱間鍛造用です。

 

 Neo-20EXはターニング加工機として、鍛造製品の金型を製造する為の十分な機能を果たしています。

その機能は、大型の加工サイズに対応できる点はもちろん、Neo-20EXの強い剛性により、

硬度のある材料を切削する際でもビビる(刃物が材料との接触時に発生する振動)ことなく

加工できるため、面粗度(削り面の粗さ)が安定し要望通りの仕上がり面に加工することが

できる工作機械です。

 

機 械 性 能
 加工テーブル直径
φ2,000 mm 
 最大旋削外径
φ2,500 mm 
 最大スイング
φ2,500 mm 
 最大旋削高さ
2,000 mm 
 最大加工品重量物
15,000 kg 
 最大トルク
27,000 N・m 
 最大切削力
25,000 N・m 

上記、Neoー20EX ターニング加工機の機械性能は、大谷鉄工所が製造している大型の丸物の加工に

適しています。加工テーブル直径はφ2,000mmですが、加工カバーは約2,800mm、刃物が

旋削可能な最大旋削外径がφ2,500mmありますので、テーブルの直径を超えて刃物が届く

φ2,500mmまで加工することが可能です。

 

 加工テーブルの中心にワーク(被削材)を固定し、回転しているところにチップを固定した

バイトホルダーを近づけていき、先端のチップをワーク(被削材)に当てることで切削加工を行います。

 

 このオーエム製作所のターニング加工機の優れた特徴は、最大トルク:27,000N・m、

最大切削力:25,000N・mを活かした強力な切削です。強力な切削について具体例を挙げると、

一般的なターニング加工機では5mmの切込みが平均的な値ですが、オーエム製作所の

Neo-20EXでは10~12mmの切込みが可能です。また、送り速度(テーブル1回転あたりに

切削する長さの表現単位)も速く、一般的なターニング加工機の送り速度は0.5mm/revですが、

オーエム製作所のNeo-20EXの送り速度は1.0mm/revです。

 

 これらの大きな特徴により精度が高い状態で切削時間を短縮することができるため、

お客様からの図面形状を短納期で完品できるのです。

※いずれも被削材質によって数値は変わります。

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