早いもので、2017年も3月を迎えました。
昼間の気温が上がってきたとはいえ、大谷鉄工所 洲本事業所のある、ここ淡路島の朝はまだまだ冷え込みます。
出社前の私の車の様子です。完全にフロントガラスが凍ってます。(この日の朝の気温は-2℃でした。)
こんな寒い日は、特に機械の暖機運転、メンテナンスを怠ると機嫌が悪くなります。人と同じですね(笑)
出勤時、始めに行うのが暖機運転、そして全体のメンテナンスです。
10年弱、私とタッグを組んでいるのが、この【OMega 60M】ターニングセンターです。
OMega 60Mは、大谷鉄工所 洲本事業所の中でも数少ないターニングセンターの1台です。
ターニング加工専門のOMega 60とは少し違い、
この1台でターニング加工とミーリング(マシニング)加工の両方を行うことが出来るのが特徴で、
ターニング加工用、ミーリング加工用の、両方の工具を取り付けることができます。
両方の加工が可能なため、様々な製品の加工を行えるのですが、
私は主に、パワーショベルの旋回部分に使用される、
φ1000以上のブラケット部品の大型のターニング加工、ミーリング加工や、
新幹線のブレーキディスクなどの、中型のターニング加工、ミーリング加工を担当しています。
例えば、ある製品の加工工程が、
1工程 ターニング加工(オモテ面)
↓
2工程 ターニング加工(ウラ面)
↓
3工程 ミーリング加工(穴明け加工)
このような場合、3台にわたりそれぞれの工程で製品の乗せおろしが発生しますが、
この機械では2工程と3工程を同時に加工することが可能になるので、
乗せおろし作業の時間や運搬の時間が短縮され、効率的に製品を完成させることができます。
私を含め、相棒(OMega 60M)の体調管理(メンテナンス)をきっちり行い、
今日も安全・品質には十分注意し、お客様の信頼に応える確実生産を進めます。
ご安全に!
“洲本事業所 飛田”